失敗しない業者選びのポイント

2021年10月22日

安さばかりを強調する業者には慎重に

 

近年インターネットの普及、長引く不景気も手伝い年々塗装業界も価格競争が激しくなってきています。
少しでも他社より安くして仕事を受けようとするあまりなかにはビックリするような金額で工事をする業者も最近目立ち始めてきています。

 

もちろん、お客様の立場からしてみたら少しでも金額が安いに越したことはありません。

 

しかし、やはりお客様の中にもあまりにも安いと

本当にしっかり工事をしてくれるのだろうか?

材料をごまかされたりしないだろうか?

後で何かしらの理由をつけて追加費用を請求されないだろうか?

といったような漠然とした不安をお持ちになると思います。

 

当たり前のことですが、しっかりした工事をするには適切な施工工程における必要な塗料の缶数と作業費用、会社を健全に運営していく為の必要な利益がかかってきます

 

安売り業者は仕事を取る為には色々なもっともらしい理由をつけて仕事を取ります。
工事金額が安いので薄利多売形式でどんどん仕事をこなさなければ必要な利益は確保できません。
そうなると数をこなすだけの工事になり工事の質の低下や手抜き工事をされるリスクは高くなります。

 

業者が色々な理由を付けても基本はしっかりした工事を施工するには掛かるものは掛かるという(必要な材料缶数、作業費用等)事実は変わらないはずです。

 

築年数、坪数が一緒の全く同じ建物でも立地条件等により傷みが違うため一律に〇〇坪△△△円やパック料金、今なら限定〇〇棟△△△円等の金額設定には正直私自身無理を感じてしまいます。

もちろん、多くの業者は良い工事を少しでも安く提供するために無駄な経費を省き努力をしています。

 

私共でも、営業マンは使わずお見積もり、打ち合わせ、アフターメンテナンス等は直接職人が行っておりますし、また広告宣伝費等の経費を極力抑えるためにホームページの作成、更新等も業者に任せず全て自分たちで運営しております。

 

あくまで私の考えですが安く工事をする業者は必ずどこかで帳尻合わせはしていると思います。
当たり前ですが会社として存続するには利益を出さなくてはいけません。
一番利益を出すのに手っ取り早い方法は手抜き工事です。

 

手抜き工事をする事によって3回塗りのところを2回塗りにすればその分の手間代が浮きます。
同時に塗料の缶数も少ない数で済みます。
必要な下地処理も省けば更にその分の手間代と材料費が浮きます。

 

困った事に塗装工事の特性上パッと見が綺麗に仕上がっていれば大概のお客様は喜んでしまいます。
仕上がってから手抜きを見破るのは素人にとって非常に難しいと思います。
我々プロでさえも見破るのが難しい事もあります。

 

ただ、必ずと言っていいほど数年後に手抜き工事は何かしらの不具合が出てきます。
しっかり塗装をしていても建物の構造や建材に起因する不具合もある為一概に不具合が出たからと言って手抜きとは言えないのですが、膨れや剥がれ等が代表的な症例です。

 

そういった手抜き工事のリスクを少しでも減らすためには数社(3社程)から相見積もりを取る事をお勧め致します。
相見積もりを取る事によって平均相場も掴み易くなると思います。
その中で極端に安いところや、大幅な値引きをする業者は少し注意をする必要があると思います。

 

なるべく近場の業者選びを

 

何かあった場合の対応のスピードを考えるとやはり近場の業者に工事の依頼をする事が望ましいと思います。
目安としてかかっても1時間~1時間半以内(距離にして片道50㌔程)であれば対応しやすい範囲と思います。

 

施工形態(直接施工か下請施工か)の確認をしましょう

 

塗装工事の施工形態は2つに分けられます。

 

直接お客様と塗装工事店が工事契約する直接施工型とリフォーム店もしくは塗装営業店と工事契約を交わし工事は下請けの塗装工事店に委託する下請け施工型の2つです。

直接施工型はお客様と塗装工事店との直接契約のため、契約した工事金額から中間マージン等の費用が発生しないため塗装工事店は安く叩かれて工事をする訳ではないので工事に手間と費用をかける事が出来ます。

結果、手抜き工事をされるリスクは大分減らす事が出来ます。

 

ただし、中には直接施工でも少しでも利益を上げようとする利益追求型の塗装工事店ですと手抜きをされるケースもありますので施工工程毎の工事写真の提出がある塗装工事店ですとより一層手抜き工事のリスクを減らし安心する事が出来ると思います。
ちなみに私共ではお客様に少しでも安心をして頂くために、使用した全ての材料の写真を含めた工事写真の提出をしています

 

一方、下請け施工型の工事は、契約した工事金額から元請けが中間マージンを差し引きます。
残りの金額で下請け塗装工事店に工事をさせますので色々なリスクが高くなります。
当然、リフォーム店や塗装営業店も人件費や経費、会社運営費、利益を出さなくてはいけないのでそれなりの費用を差し引きます。
酷いところだと契約工事金額の半分を取るところもあります。

また、請け負った下請け塗装工事店も限られた予算の中で職人の人件費、材料費、経費、会社利益と出さなくてはいけないので与えられた予算の金額によっては手抜きをしなくてはならなくなります。

 

もちろん全ての下請け塗装工事店が手抜きをしているわけではありません。

直接施工だと「ここはこうして欲しい」、「ここも頼みたい」といった場合の依頼がスムーズに出来ますが、下請け施工だと窓口に当たる担当営業を通さなくてはならず勝手に現場の職人さんの判断での対応は出来ない事があります。

 

また、「聞いた」、「聞いてない」等の余計なトラブルも直接施工だとほとんど起きません。

塗装工事のご依頼をされる場合には施工形態の確認も重要になってきます。

 

工事中の万が一に対応できる体制が整っているかどうか

 

工事中に何かを破損してしまった、車両へ塗料を飛散させてしまい汚してしまった等の場合に対応出来るような工事保険へ加入の有無も重要です。

 

仮にお隣の何かを破損もしくは汚してしまった場合に、工事保険への加入がないと実費弁償になる為、金額によってはすぐに対応できない場合があります。

そうなった場合、施主様とお隣様の関係に影響が出る事もあります。

 

そういった、万が一の事も考えて工事保険への加入の有無も大事になってきます。

 

的確かつ分かり易くスムーズに受け答えが出来る業者選びを

 

分からない事に対して、噛み砕いて分かり易く的確に受け答えが出来る担当者がいる業者を選ぶ事によって、結果満足のいく工事につながってきます。

お客様が業者を選ぶ基準は色々あると思いますが、基準の一つとして説明の納得のいかない業者には工事の依頼はしないと思います。

 

更に付け加えると経験に基づいた知識を元に、提案・説明の出来る担当者がいる業者を選ぶとより一層満足のいく工事につながると思います。

知識だけの担当者だと、マニュアル通りの通り一辺倒な説明しかできず、塗れないものに対しても「塗れます」と言ってみたり知ったかぶりをしたりします。

そして数年後に塗膜が剥げたりしてトラブルにつながる事もあります。

 

経験に基づいた知識を元に提案・説明の出来る担当者は、建物を調査した上で総合的に判断して適切な提案とリスクについてもしっかり説明が出来ます。

塗装工事のご依頼をされるときは、そういった担当者がいる業者を選ぶ事をお勧め致します。

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